アクセルとブレーキの同時踏み

巷間、誤った認識が跋扈しているようなので書いておきます。ここにきて「トヨタはアクセルとブレーキを一緒に踏んでもアクセル全開のまま。他のメーカーはアクセルが戻るようになっている」という表現がブログなどで目立つ。中途半端な知識しか持っていない人なんだろう。もはや誹謗中傷に近い。

トヨタ車でなくともアクセルペダルとスロットルがワイヤーで繋がっている一般的なクルマは、アクセルとブレーキの同時踏みをしたならスロットルも開く。対応策など無し。したがってイヤでもフルパワーになってしまう。ちなみに同時踏み=エンジンパワーの勝ち! マスターバックの負圧減るため、ブレーキの効きも落ちる。

注・マスターバックとはスロットルが閉じている状態の時だけブレーキ圧を増幅する働きをさせる装置。スロットルが開いているとブレーキ圧を増幅できない。

電子スロットルの世代になると、どちからを選択可能。ワイヤー時代と同じくスロットルを戻さない制御のモデルは少なくない。スポーツカーの多くも走行中に同時踏みしてもスロットルを戻さない制御を選んでます。なぜか? 左足ブレーキを使う運転上手の人が多いからだ。歩道の段差を乗り越えるような際など、左足ブレーキを使う。

停止状態からアクセルだけで段差を超えると飛び出す危険性あるが、ブレーキ踏みながらアクセル開ければ滑らかに動いてくれます。その逆なのがVW/アウディ。過去、ブレーキの踏み間違えで暴走事故を多発した経験を持つため(アメリカで徹底的に叩かれた)、電子スロットルになって同時踏み=スロットル全閉制御を採用した。

左足ブレーキを多用している同業者の松下さんなどはVWに「どうして勝手にパワー絞るのか?」と文句を付けているほど。個人的には緩い同時踏みは許容し、強い同時踏みはスロットル全閉にすればいいと思う。ちなみに12年前から電子スロットルを採用してるプリウスは前述の通りの制御になっている。使い勝手良く安全です。

スポーツモデルのATなどは電子スロットルであっても、同時踏みでスロットルを絞らないのがスタンダード。といった現在の状況なのに、なぜトヨタだけを集中して叩くのか全く理解出来ない。特にアメリカ発の情報はトヨタ叩きばかり。少なくとも私らはニュートラルな情報を出していきたいです。

ちなみにブレーキとアクセルを同時に踏んだ際、ブレーキを優先する機能を「ブレーキ・オーバーライド」と呼ぶ。

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今年期待の新型車であるCR-Zの特集号が早くも出た。発表は今月中旬なのに。なかなか読み応えあるのでCR-Zに興味ある人は御覧頂きたく。

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7 Responses to “アクセルとブレーキの同時踏み”

  1. ケイイチ より:

    今回のトヨタ叩き、アメリカ自動車業界の怨念というか、見事にスケープゴートにされた感があります。こうしたヒステリックなバッシング展開の際は、必ずと言っていいほど社会の不平不満の慢性時。本来、社会活動を促すためにも正しい見識で混乱を防ぐ方が良いはずでありながら、マスコミ各社も集団ヒステリーの片棒担ぎや太鼓持ちで憂さ晴らしに走りますね。我が国でも三菱自動車の炎上騒ぎは異常な盛り上がりでしたから!。ある意味、日本嫌い?”富める者へのバッシングで心の安らぎを得る”という病魔に侵されたアメリカ社会の深層に触れた思いです。無理な乗り方しながらスズキ・サムライ(ジムニー)が横転しやすいと問題になったり、ブリヂストンタイヤが危険と騒ぎ立てた事件も昔話ではないですから。経済が苦境に立たされれば反発は道理を無視して起きます。それに在日米軍基地の移転問題なども歪曲されて、どこかで日本イコール・・・・トヨタ叩きに関わっているのでしょうね(とにかく捻れた不満や別件の憎悪をぶつける具体的な相手がほしいだけ、現状ではトヨタがサクリファイスにされました)。正常に考えれば、自動車に詳しい人々がアクセルとブレーキの機能を教えてくださって問題に関わらぬ人々(私など)にも、国沢さんのお話しで最新情報を詳しく理解できましたから正直うれしいです。逆に言えば、アメリカ程のクルマ文化が発達した国も理性を失う程に苦慮している実情ですから、日本のクルマ社会が低迷を脱するのは難しそうです。クルマであろうとなんであろうと、つくづく人間の問題なんですね。 日本も欧州もクルマ企業が発達してこれたのは、北米クルマ社会という巨大市場の消化力があったからですが、いまは中国やインドなどアジア新興国に舞台が移りつつあります。あちらのクルマ達は大丈夫なんでしょうか(明らかに安全対策が緩い国々と感じますが?)。これからのモータースポーツ開催国になって盛り上げてほしいですね。WRCも新興国からの選手参戦が増え始めた矢先に日本メーカーが次々に参戦撤退でしたから。優等生なのに・・たまに大きな違反もする・・・でも結果は世界に君臨の勝ち組トヨタが、レギュレーション違反でWRC撤退に及んだ頃を思い出します。ちなみに、左足ブレーキングも技あり?ですが。その昔、発進時にブレーキを踏みきったままアクセル全開にすると最大トルク発生回転を自動でキープ。ブレーキを解除してアクセル踏み続ければ・・・ストール発進完了!!という知識?。まだ通用するのでしょうか?。

  2. タケト より:

    プリウスのブレーキ抜けで検索してこちらにたどり着きました。多くのユーザーの方の詳細な投稿、報告が特に参考になりました。
    ところで、本ブログの記事には投稿日時が表示されていないようですね。(コメントには表示されているようですが。)時事的な問題を扱われているので、いつの投稿かが分かるようになっている方が読者としても読み易いと感じました。善処いただければ幸いです。

  3. あき より:

    米国の高速道路でアクセルが戻らず暴走した件で
    ブレーキが効かなくなった理由はわかりましたが
    セレクターをNにできなかった理由は何でしょう?

  4. しげる より:

    今回のトヨタ叩きは国内でも仕方ない面はあるでしょうな。
    プリウスのライン製造に絡んでレイオフした非正規雇用者を呼び戻そうとしたりとか、その割には熟成が甘い面が指摘されていたりとか。

  5. Dワークス より:

    ブレーキもアクセルも右足で操作する癖を身に着けていれば、同時踏みなんて状態にならないはずですが、公道において左足ブレーキを堂々と行い、ましてや推奨するトンデモ評論家までいます。
    もともと、AT車のブレーキペダルは中央より右にあり、左足では踏みにくい構造なのですが、ブレーキペダルがMT車より大きいことを棚に上げ、左足で踏むように設計されているとまで豪語する始末。
    フルブレーキ時に、左足でブレーキを踏めば、右足にはフットレストが無い為、アクセルペダルを踏んでしまうのは明白な事実です。
    ペダル踏み替えのタイムロスを言う方もいますが、パニック時に、アクセルペダルから足を遠ざける踏み替えが必要な点については、全く考えられていません。
    足を遠ざける⇒ブレーキべダルに踏み替えるという動作でも全く同じこと。右足ブレーキの方が、同時踏みがない、左足を全く動かす必要が無い点で優れているともいえるはずです。
    モータースポーツ用途ならば、隔離された空間で行われていますから、万が一の場合でも車が廃車になるだけで済みます。ですが、一般公道において、左足ブレーキを使用することで同時踏み(強く踏む)が発生した場合、スロットル閉(安全側)にないと、未曾有の大惨事を引き起こしかねません。
    常に安全>便利でなければならないと思います。
    そういった意味で、この記事の内容に深く賛同致します。モータースポーツ用途ならば、スロットルをワイヤに交換したり、デバイス交換すればいいだけのこと。
    公道を走る一般の車に、暴走する危険性がある現状においては、左足ブレーキなる悪癖は止めるべきです。
    ブレーキ優先のシステムが全車に導入されてから推奨すべきです。

  6. あきら より:

    最近の車には色々な機能がありますが・・・
    運転が下手な人を増やすだけではないでしょうか。
    まだABSや今回のブレーキ優先的な機能は良いとして
    左ドアミラーに付いてる左フェンダー付近を写すカメラとか、バックモニターとか。
    道幅3mぐらいの裏道で、すれ違いできない時にバックも出来ない車が多いです。
    通勤時間帯の抜け道などで遭遇した日には怒りさえ覚えます。まぁ仕方ないと思いながら自分が50mぐらいバックしますが・・・
    あと何も考えないで運転してる人も多いですよね。
    片側2車線道路の右側を制限速度以下で永遠と走ってる人とか・・・交差点内で、しかもウインカー出さずに車線変更する車とか。
    物や機能が豊かになるほど、人の心が貧しくなるのでしょうかねぇ。

  7. しん より:

    私はAT車の右足ブレーキこそ間違った操作形態だと思います。右足と左足に違う役割を割り当てれば踏み間違いは起こりません。右足は進む、左足は止まる。そのほうが理にかなっています。
    なぜ進む操作と止まる操作を1本の足で同じように行うのか。MT車での操作方法をしかたなく引きずっているだけであり、AT車はAT車の運転方法とすればいいのです。
    AT車左足ブレーキの私はMT車に乗れば意識することなく右足ブレーキが使えます。
    コンビニなどで踏み間違えで突っ込む人は自分はブレーキ踏んでいるつもりなのでさらにブレーキを踏み(実はアクセルペダル踏んでるのに)被害拡大するわけです。
    ここらでAT車専用の操作体系「左足ブレーキ」を正式に提案したらどうでしょうか。

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