トヨタは横綱相撲がヘタ

新型プリウスの発表会に行って驚いた! 新車説明の途中、突如ホンダのハイブリッドとの比較を始めたからだ。発表会という場でライバルの技術を引き合いに出し、しかもダメ出しまでしたことなど前代未聞。会場のメディアからも「やり過ぎ」という声が多く出ていた。すでにインサイトは土俵を割っている。
完敗は明らか。なのに張って突いてます。

勝負には勝ち方というものがある。横綱は相手が土俵を割る寸前にチカラを緩めるのが粋だし見ていて気持ちよい。インサイトとの比較、発表会場だけだと思ったらカタログにまで出てました。インサイトの弱点を明確に指摘している。
ちなみにその内容は正しく、しかも自転車を使って解説する方法は12年前から始まっており解りやすい。

トヨタの役員に「勝ち方が気持ちよくない」という苦言を呈したら「そうですか?」。こういったKY感はトヨタの社風なのだけれど、自分の強さに気づいていない人が少なくない。必要以上に危機感を持ち、他のことは考えないのだ。愛知県(尾張と三河)、全国統一を果たした武将を3人も輩出している。それだけパワーあるのだろうけれど、反感も買う。

参考までに書いておくと「やり過ぎではないかという声は社内からも出始めています。発
表会の自転車も急遽予定より柔らかい表現にしました」(広報談)。また、前述の苦言に対して役員は「考えていなかった。言われてみれば確かに気持ちよくな
いですね」。柔軟性あるのもトヨタの面白さです。むしろ柔軟性ないの、メディアかもしれません。

昨晩から新型プリ
ウスvsインサイトをテーマにしているTV番組も多いけれど、内容はトヨタが歯噛みすることばかり、あるTVなどは「インサイトの魅力は189万円という安さ」だと断定している。装備内容を揃える認識すら無い。4月の登録ナンバー1を過大に評価する番組も多い。対立関係を演出するため、インサイトをひいき
し過ぎでしょう。

メディアというのは妙なバランス感がある。おそらく企画会議でクルマを知らない実力者が「ハイブリッドの戦いをテーマにするぞ。インサイトの優位点を出せ」になり「ありません」という意見出ても「だって4月は日本一になったんだろ」みたいに強引な流れになったんだろう。「インサイトは空力を意識したデザインです」にゃ脱力す。

こういった番組を見たトヨタはさら
に危機感持つ。というかすでに自動車メディアを含むマスコミの反応を見てトヨタは「このままじゃいかん!」と思っていたのだろう。それがカタログや発表会での「前代未聞のライバル叩き」に繋がった。ちなみに開発を担当した大塚さんのインタビューを2時間ほどしたが、最後までインサイトの批判は出ず。

少なくとも私は公平に評価していきたいです。だからインサイトに辛い。ホンダの実力や魅力はそんなモンじゃないと思います。

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4 Responses to “トヨタは横綱相撲がヘタ”

  1. アマチュア部員 より:

    私もプリウスの発表会をメタポリスのライブ中継で見ていました。インサイトとの比較をやっていましたね。
    早速、新型プリウスを近所のディーラーで見てきました。第一印象は「デカイなぁ〜」でした。
    私は小さな車が好きなもので、旧型よりも大きくなったと聞くだけで拒否反応が出てしまいます。
    しかし、ここは冷静にスペックを見てみると車幅1745mm。これは私が現在乗っているレガシィ(BE5)より5cm大きい訳で、やはりクルマでの5cmはかなりなものだと再認しました。
    そして運転のし易さという点で、もうひとつ重要なことは最小回転半径です。BE5は幅広の水平対向エンジンと215/45/17というタイヤの影響で5.6mと、かなり取り回しが悪いのです。で、今回のプリウス、同じく215/45/17を履くグレードは、なんと5.5m!BE5とほぼ同じ。そんでもって車幅が・・・
    と、まぁ個人的な不満を書いてしまいましたが、一時は本気で購入を考えていたクルマです。なかなか完璧(自分にとって)なクルマは無いですね。
    こうなってくると、次なる期待(購入候補車)は何かと言いますと、トヨタが今、開発中と噂されているBセグメントのハイブリッド車です。(それまでBE5がもてばいいが・・)何やら雑誌の情報によるとスポーツグレードも設定されるとのこと。(本当か?)
    是非、このスポーツグレードには、THSにマニュアルで変速できる機構を追加してもらいたいことと、Bセグメントだからといってリアブレーキをドラム式にすることの無いよう、重ねてお願いしておきます。
    (ここでお願いしてもしょうがないですね)
    しかし新型プリウス、8万台のオーダーですかぁ〜 私の好みは完全に世間からズレているのかも知れませんね(笑)。

  2. lucky より:

    トヨタとホンダのライバルの商品の叩きあい、メディアも取り上げて、世界中に配信してますね。
    僕は、ハイブリッド車は日本の2メーカーしか売れない?買う気がしない?と思います。

  3. あー より:

    トヨタ自身まだ横綱になったと認識していないのではないでしょうか。
    生産世界一なったのですから横綱として将来の自動車業界の発展に寄与してほしいです。
    一人勝ちの自動車業界が良いとは決して思いません。
    自動車業界の発展の為に他社にハイブリットシステムを使ってくださいと言えないものでしょうか。
    弱い者を助けるのが武士道ですが、そのような日本人はいなくなったのでしょうか。
    後から、斬りつけるような事はしてほしくありません。

  4. FIT より:

    「トヨタは大人気ない」ということなは異論はないのですが、「ハイブリッド」とい呼び名に問題があると思います。ハイブリッドという定義は、複数の動力源があるということです。極端な話、自動車にペダルをつけて動力源の一部にしてもハイブリッドです。
    プリウスとインサイトを比較すると同じ「ハイブリッド」の範疇には入らないと思います。モーターを主な動力源にしようとするプリウスとエンジンが主力でモーターはそれの補助というインサイトを同じハイブリッドと呼ぶのは混乱のもとになります。
    どちらが優秀かということではなく、メディアやユーザーに誤解を与えない為にも、ハイブリッド車の定義を見直すとか、呼び名を変えるとかすべきであると思います。
    トヨタは誤解されていると思い、このような行動になったのではないでしょうか。
    国沢さん、もしこの主張に賛同するならば、よろしくお願いします。

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