ルノー、日産の株主総会で取締役人事案を棄権か?

日経新聞は「」と伝えた。これは当初から十分予想されていたことだと思う。フランス政府が任命したスナールさん、雰囲気は穏やかなジェントルマンながら、最優先の使命はフランスの権益を守ること。間もなく開催される株主総会の人事案を見た瞬間「こらフランスからすればアカンでしょう」。

完全に日産主導になるからだ。いや、正確に書けば、日産が提案した取締役は日産とルノーの株数からすれば全く妥当だと思う。ルノーの持ち株比率43%を反映すると、奇数の取締役のウチ、1人日産が多くてちょうどよい。ちなみに今までは100%ゴーンさんの手下だった。日産とルノーの持ち株率など関係無く、ゴーンさんが全て決められたと言っていいだろう。

日産提案の取締役人事は、日産が強くなる。そしてルノーと日産の協約『RAMA』によれば、ルノーが日産の経営に関与しちゃイケナイことになってます。ルノーからすればコントロール出来なくことを意味するワケ。新しい取締役人事が決まってしまうと、当面ルノーは決定力の無い意見具申しか出来ないと言うことになります。これを看過すると思えないです。

ということで今後どうなるか全く解らない。ナンかするということは予想出来るも、植民地政策のプロであるフランスの手口を当てられるほどの頭脳を持って無いですから。おそらく6月25日に開催される株主総会までにアンダーテーブルで様々なプレッシャーを掛けてくることだろう。参考までに書いておくと、棄権すると次の取締役を決められなくなる。

かといってルノーが公式に人事案を押しつけると、経営に口出しすることになってRAMA違反。日産からすればRAMA違反と同時にルノーの株式を買い足し、ルノーが日産に対し持っている議決権を消失させられる。つまり棄権するという選択肢しかないのだった。今になってみたらRAMAってゴーンさんいなければ機能しなかったのね、と思う。ゴーンさんが戻ることは1万%無し。

 

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