二酸化炭素排出量

日本から工場が逃げ出す主な原因はレーバーコストの高さにあるけれど、ここにきてエネルギー問題も無視出来なくなってきた。この件、以前から気になっていた次第。すると昨日、コマツを破綻から救った坂根会長がTVに出ており「工場から出る二酸化炭素排出量規制の観点でも海外に生産拠点を移す必要があります」。

日本は二酸化炭素の排出量を25%削減すると言い始めている。それ以前にCOP3の公約である「2008年に1990年比6%の排出量減」を守らなくてはならない。今や日本の企業には様々な制約が科せられており、すでに世界一省燃費な工場の二酸化炭素排出量をさらに減らさなければならぬ。これには莫大な投資を必要とする。

中国などに工場を作れば、二酸化炭素の問題は考えなくていい。むしろ中国の既存の工場を省燃費化出来るため、二酸化炭素の排出取引によって日本の二酸化炭素低減のクレジット(実績)になるなど一石二鳥。この件に関しても、日本の政府は無策。国内の規制を厳しくしたら、企業が海外に出て行くことを考えていないのだろうか?

「悲観論だけでなく明るい話題も探せ」みたいな意見を頂く。確かに日本の技術が強い競争力を持つ分野は少なくない。けれど総合的に評価すると追いつかれつつあり、価格競争力まで含めて評価すると飲み込まれる寸前と言ったイメージ。風前の灯火だと考えるべき。この期に及んで楽観論を展開する気持ちになれないです。

といった観点でTVや新聞、評論家、政治家などのコメントを見ると「ホントに日本の将来を考えているのかぃアンタら!」と感じることだろう。企業は慈善事業じゃないし、何より生き延びなければ意味を持たない。企業の体力をキープしながら、雇用の基本となる生産拠点が国内から逃げないようにする施策を緊急に打ち出さなくてはなりません。

と、こう書いても全く期待できないので、将来を憂うアリ派の皆さんは「生き延びる方法」を今から考えたらいい。ちなみに最低限食べていける第一次産業か、能力のある人なら高い競争力を持つ国際優良企業を推奨します。

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9 Responses to “二酸化炭素排出量”

  1. ケイイチ より:

    例えば国沢さんは自動車評論家、クルマの未来(それを取り巻く国家の将来像に焦点を合わせる)への危惧から、ご自身が培った多岐に渡る豊富な見識を活かした論評を展開し、自由闊達で鋭い指摘が正鵠を射抜いておられます。逆に「仕事」だからという甘言で取り組む政治家や評論家者は、志が高いから動き出した訳ではありません。職業だから?見返りがあって成立?します。面倒臭いならストライキや放棄まで選択もできます。カテゴリーなどで分けれ時代ではないのです。国家の危急存亡に対して、無責任に立ち回る役割人間がロールプレイングしてるばかり。国沢さんや皆さんは、しがらみから自由に振る舞えるので意識が高いのです。見返り無しに心から国の将来を憂いている志士?の様な者達とは違います。まったなしの国状で、マスコミの視聴率ネタ?を是正する人間達が予定調和で語っても当事者不在の魔女裁判みたいなものです。専門家諸氏は図書館にある本に等しく、特定の範囲(古い意識)を使い切れば終わり。現状や未来に対する革新的な処方箋は望めません。 日本はラリージャパンと同じ状態?、理由が景気低迷で断念。しかしWRカーが、一般道を低燃費で騒音も出さず安全性から内装まで通常に戻したくても簡単には出来ませんよね。WRカーには目的にあった優れた性能が備えられていたからこそストレス無き”正論”ですから。日本経済も特化したモデルだから世界に冠たる社会を繁栄させてきました。いまは低迷どころかカテゴリー消滅の危機です。レースカーを低燃費ハイブリッドに化けさせる知恵なんて、競技専門家ほどありません。PWRCの如く市販車を競技レベルにセットアップしていた車輌なら、再び元に戻せる道も選べるのですが。 こんな時、政治家(レーサー)や評論家?専門家(メカニック)は異常に特化し過ぎた存在で、複雑な状態は苦手どころではありません。 お祭り騒ぎにF1マシンを展示走行させるような訳にはいきません、F1マシンやWRカーに家族全員を乗せて低燃費で静かに帰省しようという?目論み(笑)みたいなものですから。 正当な専門家なら棄権続出。現在の問題には待ったなし、まるで開催側のバックアップ不在で参加するパリダカ?。途中で棄権すれば死が待っています。まだ・・・日本は絶体絶命ではありません、だからこそ危機感が薄くて自滅しかねません。世界規模の生き残りを賭けたラリー?で、国民はラリーチーム。大国というワークスチーム相手に、日本国という小さな愛機を信じて国民は完走を果たさなければ亡国になります。 自堕落な?観客に徹して舞い上がれる時代は終わりました。 互いに義務や責任を果たす生き方は必然。 ラリーには、必ず生還するという意味もあります!。 意志も薄れ、猥雑な情報に流されて自殺するなんて愚かしい選択。生きる実感は安易にダウンロードできないでしょ?。 米が無理なら野菜や花でもいいから、手作りしてみることをお奨めします。その手で作物を育てたら、不格好でも必ず食べてみること。 生きることは深呼吸すること、”実行”を忘れて宣伝と情報により利益誘導で低迷している宗教まである時代。 専門家どころか誰からも答が提示されなければ生きられない訳ではないはず。日本で生まれて暮らしてきた私などは、国を使い捨てするような世情は哀しい。 コースアウトしてクラッシュしても、まだ走れるなら走ろう!。日本の将来を憂慮している国沢さんは、御自身で考えて答を出そうというスタンス(自然な流儀)を大切にしておられて若い人々に思案する場所”チーム”も提供しているようなもの。 もう・・誰かを待ってるだけではダメなんです。 低い見識の評論家しか呼べないテレビ番組の討論を見ていても解決不可能。 実際に解決する人間は外で戦っています。 小さくても綺麗な花は生きているから咲けるのです。造花が色褪せていくのを綺麗とは思えません。そんな偽物はトイレに飾ります。 不幸にも政治家や評論家は売り専門の実質無き国民の「代行運転手」なのです。国民が”悪酔い”していないなら不要じゃないのですか。炭酸ガス?たらい回しは論外のこと。汚染と環境破壊だけは、頼まなくても民衆も政治家評論家までも一致団結してくれるんですが・・・逃げ者優先?。

  2. 天邪鬼 より:

    こんにちは。自動車評論だけでなく社会、経済まで鋭く論説される洞察力には毎回膝を叩かせてもらってます。
    やはり国沢さんが一番「面白い」です。
    以前から気になっていた点があります。
    二酸化炭素の派出規制のそもそもの基準点といいますか、測定の基礎点、いわゆる何年から何パーセント削減の、「何年度の排出量」なのですが・・。
    すでに省エネで工夫して削減していた日本と、エネルギーコスト何ぞ二の次で、非効率的な生産をしていたロシア、中国等と同一で括り、一括で削減というのは無茶じゃありませんか?
    本来ならば、鉄1トン生産のための炭素排出量、千キログラム車重の車1台生産あたりの炭素排出量という様にゴールを公平にすべきではないでしょうか。
    すでにダイエットで絞った体と、ぶくぶくに肥えた体では同じ20パーセント体重カットでは難易度が天と地だと思いますが。
    うまく言えませんが、すでに相当手をつけ省エネしてきた日本と、アメリカを含めこれからカットに着手する諸国ではかかる費用が極端に違う気がするのですが。
    やはり排出権という金の卵を産むシステムを考え出したヨーロッパ・イギリスのしたたかさというか狡さには、お坊ちゃま首相では到底太刀打ち出来ないということなんでしょうかね。
    喜び勇んで国連で、能天気に25パセーントカットを打ち上げ自分が舞い上がってしまったお人好しさんはこの国をどうしたいのでしょう。
    日本人だけのものでは無いと言うほどですから隣の国々の人達に委ねるんでしょうね。

  3. jun より:

    当たり前ですが一般個人の出来ることは努力し続ける事だけなんでしょうね。
    学生はもっと勉強する。社会人は一生懸命仕事する、帰ってからも勉強する。そして沢山考えること。
    民主党の政策や、少子化の現状を見ると移民は今後増えて、外国人を受け入れる企業はもっと増えるでしょうから、仕事も出来て且つ日本語・英語・中国語・・と何ヶ国語も話せるような人らと一緒に働いていかなくてはならないでしょう。案外、海外自社拠点の監督や他社との折衝なんていう重要な仕事は彼らに、日本人は単純事務仕事か労働のみといったことになるかもしれません。
    国沢さんが憂いておられるように、日本に残る就労機会のパイはドンドン無くなり、日本人同士で捕り合う状況になりつつありますが、近い未来そのパイ争奪戦に新しく外国からの参加者が増えさらに熾烈なものになるでしょうね。
    日本人だから、日本に住んでいるから日本できっと仕事が見つかる、なんてぼんやりとした期待を持って生きていけるほど甘い時代ではなくなったのでしょう。
    カリフォルニアに今現在住んでいますが、こちらの人のアグレッシブさを見るにつけ、自分を含む現代の日本人はそんな時代でサバイブできるほど強いのかどうか不安になります。

  4. 小林 英弘 より:

    この問題、今の日本の政治家の政治家や官僚に解決策を求めるのは…ズバリ、無理でしょう!(笑)。なぜなら今の日本って、政治家も官僚も殆ど全員が1%のエリート層や超富裕層出身で、残り99%の国民庶民のコトなんか理解できないからです。「人間は自分が経験したコトしか理解できない」て何かの本で読んだコトがありますが、彼等は正にそれでしょう。…例えば政治家は鳩山サンに代表されるように超裕福な立派な家柄のお坊ちゃまやその二世や三世ばかりですから、庶民の生活感覚なんか判るハズがありません。私は香川県の人間ですが、鳩山さんは安いセルフのうどん屋でうどんなんか食べたコトないでしょう?もしそんな店に行ったとしても店に入るなりドカっと偉そうに腰掛けて、待っても待っても誰も何も聞きに来ないのに腹立てて秘書に「何だこの店は!お前店主にガツンと言って来い!」なんて言うんじゃないですか!?(爆笑)。…官僚はも一つ厄介ですね。何せ奴らは学生時代に他人よりちょっとお勉強が良く出来たおかげで国家Ⅰ種に合格できただけの頭でっかちで世間知らずのバカの集まりですから。何も偏見だけで根拠もなくこんなコト言ってる訳ではありません。私は地方公務員(市役所職員)ですから奴らのおバカ加減が「生々しく」分かるんです。例えば国民健康保険や生活保護がもはや制度創設当初の目的や想定から今やかけ離れた状態になっているコトを奴らは知りません。かたや失業者や社会的弱者に対する現代版「人頭税」保険、かたや行政にベッタリ頼るだけの「なまけもの」生産制度になり果ててますが、霞ヶ関の奴らはそんな現状は知る由もない筈です。なぜか?簡単です。霞ヶ関には市民が自由に訪れられる「窓口」がないからです。奴らの相手は生身の市民じゃなくて「統計資料」なのです。この国の行政は全て奴らの「机上の空論」によって作られているのです。あぁ嘆かわしい。同じ公務員」として情けない。…政治家は「選挙=就職活動」しか頭になく、官僚は生涯当たり障りなく「退職後の天下り」しか頭にない。こんな奴らに何ができるの?期待するだけ無駄でしょう?皆さん、おとなしく諦めましょう(笑)。

  5. ドン より:

    2009年の各社の実績が出ましたね。
    輸出台数は前年比でトヨタが56%、日産が59%に対してホンダは38.5%。
    輸出している地域や車種が違うので一律に考えるのは難しいが、ホンダのフットワークの軽さの故でしょうか、海外での生産体制が的確に整っているのでしょうね。
    今の時代、政治の下ではホンダの様にさっさと日本の国益など見限って、生き残る為の手を打つ方が利口なのかも知れませんね。

  6. samine より:

    民主党は労働組合が支持基盤だから、企業を助ける経済政策は積極的ではありません。「雇用を守れ」「賃金上げろ」ばかりで[E:wobbly]
    一方の自民党は相変わらずの派閥政治で党を省みず、雲行きが怪しくなったら自分達の総裁を引きずり落とす馬鹿奴等ばかりです。
    民主党は今小沢が逮捕されるや否やという状況で保身に必死ですが、小沢チルドレンばかりの民主党ではこの流れに異を唱えるツワモノはほぼ皆無です。小沢が逮捕されたら党は大混乱でしょうね[E:bleah] 鳩山も例の「子供手当」を抱えて、いつまで得意の仏頂面で踏ん反り返っていられるやら[E:shock]
    この二党は最早末期症状ですが、その他の政党は政党組織としてはしっかりしているようです。民主党は壊れ、自民党は瓦解し、今後本当の意味での「政界再編」になるやも知れません。

  7. かず より:

    中・長期的視点が欠落しているというよりも、自分たちの親分守るのに必死な政治家さん達に、政治屋さんと何ら変わらない事に、あの選挙はなんだったのか、と考えてしまいます。エコカー問題もあっさりアメ車認めてるし。

  8. あーさん より:

    確かに工場の海外移転は二酸化炭素の削減にはなります。
    しかし、地球的観点からは二酸化炭素の削減にはなりませんので、将来を見据えた二酸化炭素の削減を考える必要があると思います。
    将来、世界の人口の半分以上を占めるアジア諸国(30億人以上)が経済発展した場合、大幅な二酸化炭素の削減をしなくてはなりません。25%削減など生温い。
    大幅な二酸化炭素の削減は、既存の産業構造の見直しでは無理で全く新しい産業構造が必要と思われます。
    たとえば
    ①新しい交通システムの開発
    公共交通システムとして自動運転電気自動車の開発。価格は数百万?耐用年数を30年以上にして買換え需要を減らし生産時の二酸化炭素の削減も行う。将来アジアで自動車が増えたときの買換え需要の二酸化炭素排出量も膨大。
    今後、高齢化が進んだ時に、自動車の運転が出来なくなった高齢者の移動手段とする。
    又、地方では電車・バスの公共交通が無い地域の移動手段とする。
    将来、新しい交通システムを海外に輸出する。
    ②リニア新幹線の早期開通
    東京-大阪-福岡にリニアを走らせて既存の新幹線は、主に貨物専用としてトラックによる輸送を減らして二酸化炭素の大幅な削減をする。
    その他色々な方法があると思います。素人の予測ですので当たらないとは思いますが、二酸化炭素の削減は世界の国々が考えなくてはならない問題です。日本がリーダーとなる事を希望いたします。

  9. ガン より:

    そりゃ自民党政権べったりで肥え太った経団連系企業は、出て行きたくもなるでしょうねぇ(笑)

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