希土類その後

ベストカー9月10日売り号や、コリズムのコラムで取り上げた希土類(レアアース)の件、中国が行った事実上の輸出規制を受け連日TVで取り上げられてます。報道を見ていて不思議なのは、モーター1個に付き1kgものネオジムを使う大ユーザーである自動車メーカーのコメント取りをしていないこと。

また「専門家」と称する人もたくさん出ているけれど、ネオジムと耐熱性を高めるために使うディスプロシウムを混同したりしており、大いに怪しい。もっと「あらら?」なのは、現時点で最も多くの情報を持っていると思われる希土類の専門商社である『豊通レアアース』のコメントも無し。

確かに中途半端な知識でインタビューされても、答えられるような内容じゃない。というか、答えたってメリット無し。また、専門家と称している人は、日本の在庫量さえ掴んでいないのだから驚く。希土類に関する報道をいくつか見た限り、5年くらい前まで現場に居た人から取材しているんだと思われます。

こんな時は市場を見るのがてっとり早い。直近のネオジムの相場は1kgあたり75ドル。ディスプロシウム1kgあたり380ドルといったあたり。中国の禁輸措置の前でネオジム同50ドル。ディスプロシウム同350ドル程度だったので、クルマ関連の希土類は「高騰」というイメージじゃない。

・豊田通商のWebにあるレアアースの興味深い話

市場と言えば、マツダです。26日のベストカーのイベントに「専門筋」が何人も来ていたので(乗ってきた人にもいました)、「スカイGとかスカイDのような画期的な技術を発表したマツダの株価はなぜ上がらないか?」と聞いてみた。皆さん口を揃えて「誰も信じてないんだと思う」。ありゃま!

昨年初めからのマツダの株価の動きを見ていると、ほとんど大きな動き無し。これほどの技術内容なら、インサイダー情報で株価が上がったりするもの。欧州でスカイGとスカイDの試乗会を行った8月下旬すら、他の自動車メーカーと同じペースで下げ続けてます。メディアの解禁後も動き無し。

マツダにとって、というか自動車ギョウカイにとって激震が走るくらいの技術にもかかわらず株価はピクリともしない、ということに驚く。希土類の件についちゃ上にリンクした豊田通商のWebで「なるほど」と解って頂けるかと。私にとって直近の「ナゾ」は動かないマツダの株価でございます。

追伸。昨日のTOPで紹介した三菱自動車のLG化学の件、三菱自動車は日経新聞の報道を全否定するコメントを出した。参考までに書いておくと、ダイムラーと三菱の提携のハナシが日経新聞に出たときも、三菱自動車は全否定のコメントをだしてます。以上、事実関係のみ。

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6 Responses to “希土類その後”

  1. kanbutan より:

     マツダの話は本当に不思議ですね。ロータリーエンジンの時の様に夢の結晶の様な話なのに。いや、話なんかじゃなくて事実な訳ですから。

  2. ぱんだねこ より:

    情報源はもっぱら新聞なのですが、今年の夏エアコンの売り上げは倍増したとありました。エアコン室外機のモータもEVのモータと近い原理で動く=多少のレアアースを使うと思うのです。家電関係も自動車関係とどっこいのレアアース(を含む電子部品)を使うと思うのですが意外と落ち着いてました。
    まあ、これから騒ぐのかもしれませんが、中国はやばいと思っているのは日本だけではないので、そちらと手を組んでみたいと思います。
    レアアースは石油と違って燃やさないので、リサイクルやリユースに積極的に協力したいです。歴代プリウスのプリウスのリユースなんていいのにな。
    しかし、業務用エアコン室外機30台で1台のEV分のレアアースが集まるというのは本当でしょうかね・・・。

  3. ぱんだねこ より:

    連投失礼いたします。
    マツダの件ですが、停車中のアイドリングストップだけでなく、走行中にパワーがいらない時にもエンジンを切ってしまう!てな方法が使えれば、売り文句どおりの燃費になるかもとひそかにマツダを信じています(^^;)プリウスだって徹底的にエンジン切っています。
    MTのレガシィに乗っているときに実はやってみたことがあるのです、走行中にエンジンOFF。ブレーキに関してはサーボにある残圧で1,2回は利くので良しとし、走行中のエンジン再開はスタータを使わず適当なギアに入れてクラッチとつなぐ、と。
    それで結果は燃費向上せず。そんなに毎回やってはいませんでしたので、それはそうかもしれませんが、あんなに肝を冷やしたのに。でもこれを機械にやらせれば何とかなるかもよ!という結局は素人のないものねだりでした。
    モックアップでしょうが、マツダの写真を見る限りエアコンのコンプレッサーもベルトが掛かっているし、オルタネータもある。確かに写真を見て信じろといっても難しいでしょうね。

  4. 土浦の裕紀(ひろのり) より:

    ブログちょくちょく拝見しています。
    ブログの内容からはそれてしまうのですが、今週発売のベストカーにヴィッツクラスのハイブリッドの予想が掲載されていましたが、全高は誌面のように1500mmなんでしょうか?
    コンセプトカーのFT−CHの1400mmくらいでしたら、空力的にもデザイン的にも素晴らしいと思うのですが。。
    最低でも現行デミオよりは低い、1475mmまでに全高を押さえて欲しいです。
    あと2011年に発売されると掲載されてきた、ホンダのフィットよりも小さいハイブリッド車も2012年発売に変わってしまったんですかね?
    フィットよりも小さいハイブリッド専用車もトヨタのヴィッツクラスのハイブリッドと同じくらい期待しています。
    93年頃のスポーツシビックと呼ばれていた頃のシビックのような低全高なスタイリッシュで小さいコンパクトハイブリッドを発売して欲しいです。
    その辺りの情報ありましたら、またブログで紹介お願いします。
    裕紀 (27歳)

  5. かず より:

    NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は29日、レアアース(希土類)を使わない新構造のハイブリッド車用フェライト磁石モータを開発したと発表した。
    北海道大学の研究グループと共同で開発に成功した。従来のハイブリッド車用希土類モータに匹敵する出力である50kWを発生できる。
    開発した新しい構造のモータは、フェライト磁石と圧粉鉄心を非磁性の支持部材に交互に組み込んだ新構造の「ロータセグメント形アキシャルギャップモータ」を採用した。この構造により、レアアースを磁石に添加しなくても、高い出力性能を出すことに成功した。
    そうです。

  6. かず より:

    産業技術総合研究所が、リチウムイオン二次電池用の新しい負極材料を開発-新規チタン酸化物で高容量化を実現-
    ポイント
    低温合成プロセスによる新規チタン酸化物負極材料(H2Ti12O25)現行の酸化物系負極材料と同程度の作動電圧を有し、容量30 %アップを実現
    構成元素としてリチウムを含まないためリチウムイオン二次電池の低コスト化に期待
    、リチウムイオン二次電池用の新規な高容量チタン酸化物負極材料H
    2Ti12O25を開発した。
     この材料は構成元素としてリチウムを含まない上、現在使われている酸化物系負極材料であるチタン酸リチウムLi4Ti5O12と同程度の電圧(リチウム基準で約1.55 V)を有し、酸化物重量あたりの充放電容量でチタン酸リチウム(175 mAh/g)を上回る225 mAh/g程度の高容量が可能である。
    また、含有する水素が水素結合によって骨格構造を形成していることから、充放電の際のリチウムの挿入・脱離反応に影響されない安定した構造となっている。さらに、構成元素としてリチウムを含まないためコスト的に有利である。
    このことから、電気自動車、ハイブリッド車などの電動車両用リチウムイオン二次電池の高容量化と長寿命化、さらには低コスト化につながるものと期待される。

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