日本勢盛り返す

日本の自動車メーカーが劣勢を挽回すべく勝負に出始めた。まず驚いたのはホンダCR-Zのアメリカでの販売価格である。どうやら2万ドル/180万円を下回る価格からのスタートになるらしい。日本より安いじゃないか、と思う人も多いだろうけれど、レガシィだって2万ドルです。おそらく大ヒットするかと。

トヨタはロイターによれば2013年までに車両の価格を30%下げるための見直しを開始したという。設計時点から抜本的に見直すということで、すでに情報は多数入ってきてます。部品を海外調達に切り替えるだけでなく、国内で生産する部品も生産に掛かるコストや部品点数を下げるなどの工夫を行う。

おそらく2013年度時点で韓国車はトヨタのコストダウンに追いつけないだろう。すぐにトヨタ車を購入してバラし、3年もすればマネしてくるだろうが、そうなったら次の技術で勝負していけばいい。今や自動車業界は生き残りを掛けた戦争状態に突入している。3年間でも出し抜ければ上等だと思う。

三菱自動車はi-MiEVの価格を補助金が期待出来なく無くなる2013年くらいまでに200
万円を下回る価格にしないとダメだ、という認識を持っており、その方向で動き始めている模様。以前も紹介した通り、GSユアサがバッテリーの低コスト化をすすめている。なんとか見通し付いたのだろう。

軽自動車は案外燃費悪く、1万kmで10万円くらいのガソリンを消費する。同じ距離を電気で
走れば3万円。10万kmで70万円浮くから素晴らしい。加えて農村部や島嶼に行くとガソリンは一段と高くなり、そもそもガソリスタンドも少ない。電気自動車のメリットは皆さんが考えているより大きいと思う。

バッテリー搭載量を減らしてもいから、180万円を下回れば相当の需要出てくる。
ちなみに現在i-MiEVはブレーキペダルの操作によるエネルギー回生を行っていない。回生をキチンと行えば、バッテリー搭載量を20%減らしても走行可能距離をあまり犠牲にしないで済むだろう。

今後も明るいニュースがたくさん入ってくることを期待したい。

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7 Responses to “日本勢盛り返す”

  1. kanbutan より:

      3時のお茶タイムです。 本日のTOP、久々に目が覚める様な気分になりました。 貯めていた貯金を一気に吐き出す時が来たという事ですね。 勿論、貯金は大事ですから一気に吐き出すとは云っても日々確認する事はもっと大事です。 貯金は大事に使いましょうという事です。大事という単語が 3つも飛び交ってしまいました。 それ位に素晴らしい TOP でした。

  2. samine より:

    日本勢が盛り返すと、生産が益々海外に移転し、労働者は益々非正規雇用になり、日本人は益々困窮し、今朝のマツダみたいな事件が起こる、と[E:catface]
    一方中国では労働者の賃金が益々上がり、益々好景気になり、益々日本が中国経済頼みになり、生産も中国トカに移って、日本企業は日本人よりも中国人を多く採用する、と[E:smile]
    日本の雇用だって、ノータリンな日本の学生よりも、語学力に優れて一生懸命働く中国人ナドの外国人を多く雇用する方向になってるみたいですね[E:bleah]「日本企業が盛り返す=日本人が幸せに」という方向ではない様です。そりゃ、高い給与に見合う程優秀な日本人が居るかと問われれば答えは自ずと明らかなワケで[E:coldsweats01]
    余程優秀な人間以外は貧乏な非正規雇用になり、一握りの優秀な人間のみが金持ちになり、使うヒマもないのにカネばかり溜まっていって、日本経済に益々金が廻らなくなる、と[E:smile]
    今の日本人に求められるのは鋭い機知と弛みのない自己研鑽、蟻の様に従順且つ滅私奉公な労働の提供。しかし、今そんなコトできる日本人はどれだけいますか?[E:bleah]

  3. 阪神ファン より:

    i-MiEVが200万以下になると、通常の軽自動車が厳しくなりそうですが・・・。今後、どうなるのでしょうか?。大きな変化がおこるのでしょうか・・・。

  4. しろとら より:

    CR-Zの価格設定なかなか良いですね。一番下のグレードですが、
    6MTだと$19,200-、CVTでも$19,850-。日本ユーザ涙目です><。。

  5. 真鍋清 より:

    今背景で、寺尾聰「渚のカンパリソーダ」が流れている、この歌謡曲と以下の拙文とどう関係あるかはさておき、トヨタバッシングももはや「人の噂も75日」状態に入っていることも確かです。
    何でも米国でのトヨタ攻撃も、「米国人にとってトヨタは神並みの絶対的な信仰の対象…..それがリコールを起こすのは情けないし社会的責任にめとる」という切り口からであったことは印象的かと思います。
    目下、トヨタもブレーキシステムをはじめ、車両の制御機構の徹底改良に乗り出したことは明白な上、レクサスLSのVGRSの切れ角の問題やエンジンスイッチの暴走防止機構(オフスイッチ)の採用など本格的な対策にとりかかった筈です。
    いわば世界中の信頼と期待に背かぬようにトヨタが徐々に設計・車両特性のセッティングに良心を取り戻しつつあるのは大いに結構ですが、先程のリコールを引き起こしたブレーキシステムが第三国製の部品によるものであったことに見られるように、トヨタの財産中の財産、カンバン方式が骨抜きになってしまい、デンソーやアイシン精機に代表される下請け業者の縦・横のつながりが相当崩壊してしまったことは決して看過できない罪ではないでしょうか。
    今世紀に入って以来、同族経営から離れた辺りを境にトヨタはコストダウン一辺倒に長年育てた下請けを徹底的にいじめ、その過程で部品の精度が低下し労働者の質が堕落していったことは事実です。
    派遣社員の解禁と期間工の乱用、この動きがもたらした労働市場の質的変化や生産性の悪化はもはやのっぴきならない痕跡を遺したあたり、経団連主導の同社が日本の産業界に開けた大穴は計り知れないものです。
    今後国産メーカーが生産性・コストのバランスを取り戻し、部品の精度がかつての水準に回復したとして、もはや伝統的な日本の優秀な労働者を使う可能性は減少し、優秀な人材は中国等の第三国から取り入れる公算も強いと見られます。かくもこの国の労働市場を混乱させてしまった経団連をリードするトヨタ・キャノン両社の責任は重大であるのと同時に、事態は一筋縄ではいかない所まで複雑化してしまったことは注目すべきでしょう。
    少なくとも産業の空洞化と非正規雇用の問題が問われて久しい上、経済システムの構造上これといった解決策を見出すのは今や至難の業といえます。ただ、森永卓郎教授が述べられていたように我が国もものづくりの現場を育てるべく中小企業を育成できる経済システムを取り戻すのと同時に、勤勉と謙譲が割に合う生産性を確立し、徐々に有能な人材が育つ環境を作っていくことが必要なのではないかと思います。
    現に、昨今は世界のマネーが中国に流れ、日本側の優秀な人材は我が国では使い道がなくなり中国に続々流出しているのは見逃せないものです。日本メーカーの業績が回復したとしてそれは中国の生産性と株価をアップさせるだけで、本国の経済や生産現場の拡大充実には手放しで繋がらないあたり問題の複雑さを物語っているのは否めません。円高の問題も価格競争力を薄めているのは事実です。
    不断の努力で世界中の業界・経済界を震撼させる品質・生産システムのスタンダードを築いた「東洋の魔女」トヨタ。その同社が受けたリコールに端を発する大異変や(米国における)企業ランキング360位!!!までの信用低下はそのまま日本の産業界全般を蝕んできた病根を明るみにし、我が国業界の質的変化を叫ぶ良き警鐘ではあったかと思います。そしてトヨタの問題は国産メーカー全てに我がこととして受け取ってもらいたい。

  6. 真鍋清 より:

    今回のトヨタの英断、非常に画期的なだけに業界に与える影響も多大だろう。
    海外製部品の使用。これは現代の経済システムに照らして必要悪というか、もはや避けて通れない宿命だろう。現に中国では生産現場の競争力が飛躍的に上昇し、コストあたりの部品の強度・精度は驚異的な水準に達しているという(メーカーにもよるが)。
    勿論、国内製部品も多用するが、生産システムの徹底的な見直し、工程の変化など「生産効率の向上と品質基準の両立」が所定通り機能すればトヨタの財産中の財産、カンバン方式も俄然生きてくると思う。
    いずれにせよトヨタ側に大きな秘策があると見られ、それがどういうものか大いに期待して良いだろう。
    現に昔の話だが1967年にホンダがN360を発売した時、31万円という驚異的な低価格の秘密には今まで二重、三重に重ねて行っていたスポット溶接をひとまとめに行うという技術で一躍価格競争力を高め、業界に新たなスタンダードを与えたものだ。
    このように、生産性の技術・アイデアは日本が最先端を行くという歴史であり、そうした意味で「かんばん方式」を筆頭に世界中を震撼させた「東洋の魔女」トヨタが今度はどんな手で大向こうを唸らせるか、それが業界にどんな常識を確立するか、目が離せないことも事実だろう。

  7. YUNO より:

    私も、経団連(特にトヨタの奥田氏、キャノンの御手洗氏)は、輸出関連企業の利益ばかりを追求し、労働者の人権や日本全体のことを考えないひどい団体かと思います。
    とはいっても、その話を聞き、制度を変更する政治家が最も悪いと思いますが。
    ( 個人が献金せず、企業ばかりが献金するので、企業よりの政治になっていってしまうのでしょうか。)
    確かに、貿易黒字でないと日本国内のお金がなくなっていくので、輸出産業も重要であるとは思いますが、他の産業も重要ですし、また現在のような非正規労働者ばかりの社会というのは、人権を無視したひどい状態かと思います。
    企業は、ガソリン税よりも(トラック用の)軽油の税金が安いなど、その他にもいろいろ税金を安くされてたり企業活動を支援されている部分がありますが、それは多くの一般的な人が働ける雇用を作り、(人のものを盗ったり強奪するのではなく) 安定した収入でみんなが生活できる国を作るという目的が大前提としてあると思います。それを「競争」や「個人の働き方の自由」の名の下に非正規労働者を増やし、このような簡単に労働者の増減をできるような社会は異常だと思います。それを堂々と話す奥田氏などの人格を疑います。
    さらにトヨタは「競争で厳しい」と言っていますが、リコール騒ぎの前まではトヨタが世界で最も強く、十数年前まで週28時間労働だったフォルクスワーゲンの労働時間がどんどん長くなったり、GMが潰れかけたりの原因は、サービス残業や過重労働などにより、安くて良い車を作っていたトヨタ自身かと思います。( 数年前にも、トヨタの2次下請け企業(3次下請け?)の組合自体が、中国人などを「研修生」として安い給料(?)で雇い、研修をせず労働ばかりさせ、パスポートを取り上げ逃げれないようにし、トイレに行った時間なども給料から引いていたと新聞に乗っていました。トヨタの2次下請け(3次下請け?)の組合自体が。) ( GM の場合は怠慢などもあるでしょうが。)
    もちろん、中国などでは人件費は安く、中国の自動車会社は安い車を作りますし、トヨタが中国でシェアを取ろうと進出するのにはトヨタの商売上の脅威かもしれませんが、日本や他の既存の先進国で売れるほどまだ品質が高くなく、品質がよくなるに従って人件費も高くなるので、中国の自動車会社が中国国内で多くの車を販売することを許容すれば、大したことではないと思います。また、何十年も前のアメリカやヨーロッパから見れば当時の日本は、現在の中国のような存在であり、ある国が発展するときに当然起こることです。
    違うのは、中国の人口が多く、日本や世界の企業が中国の市場を狙っているので、中国企業(のみ)が中国国内で販売を増やすことを許さないということでしょうか。( トヨタも、10年くらい前、販売台数が 500万台くらいだった頃、「○○年までに販売台数 1500万台を目指す」と言っていました。)
    トヨタのような輸出企業や、奥田氏のような企業の重役にとっては、日本の雇用や社会がどうなろうと、(内需がダメでも) 外国で儲ければ良いのだとは思いますが、他の産業や日本の国や国民全体では決して良くないと思います。
    (今国会では流れたようですが) 民主党の「派遣法の改正」が行なわれれば、多少好転するとは思いますが。
    また、現在のようなどんどん若い世代が減っていくような人口ピラミッドでは、年金や健康保険は元より、経済なども悪くなっていく一方だと思います。子供の数は「個人の自由」的な部分はありますが、労働時間などもかなり影響していると思いますので、労働時間も、まともな時間になってほしいと思います。少子化のためだけでなく、人権のためにも。
    なお私は、「ジャストインタイム」も「カンバン方式」も、トヨタは在庫を持たず、下請け企業に「カンバンを送られたら、すぐに部品を持って来い。」という、「下請けいじめ」的な方法かと思います。( 自動車で世界一の企業のトヨタがそのような方法を用いるので、残念ながら外国の企業でも使われだしているようですが。)
    日本国民自身にも、(大起業病的な?) あまり労働や勉強に対する真面目さなどがなくなった部分もあるかもしれず、それは取り戻すべきだとは思いますし、正社員として採用すると全然辞めさせることができないというのもダメなようには思いますが、製造業などの企業は、従業員いじめ(非正規雇用や過重労働など)や下請けいじめ的な方法ではなく、(携帯電話のようなガラパゴス的な戦略ではなく) オープンで世界をターゲットにし(ただし日本に外国の企業が進出することも許容し) 世界の企業を相手にし、正々堂々と「製品」で戦って経済成長すべきと思います。
    ( あと、既存の企業だけでなく、新しい企業も必要かと思います。)
    日本には、もう少し暮らしやすい国になって欲しいと思います。

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