海外生産の真価

もし海外の工場で本格的にコストを追求したクルマを作ったら、果たしていくらくらいになるだろうか? おそらくビックリす
るくらい安くなると思う。こう書くと「タイで生産され日本で販売されているマーチは約100万円。この価格、従来型マーチと比べ決して安くないでしょ」みたいな意見も出るかと。

ちなみにタイで販売されているマーチは105万円。17%の物品税を除けば実質90万円くらいだろうか。それでも品質等まで考慮すると割安感無し。ホンダのエントリーカーであるブリオも税抜きで95万円程度になると思われる。日本で販売するとなれば下を見て105万円くらいになると思う。

これまた決して安くない。日本で徹底的にコストダウンしてブリオを作ったら、間違いなく90万円台で売れることだろう。だったら日本で作ったらいい。おそらくトヨタもホンダも、そのあたりは見越しているハズ。ヴィッツやフィット級以上のクルマなら、日本で生産して十分に利益を上げられます。

その場合、FTAやTPPなど、関税無しでクルマの輸出が出来るという前提ですけど。文頭に戻る。されど海外で徹底的にコストダウンしたら、おそらくマーチやブリオ級のクルマを50万円台で売ることも可能になると考える。どういう根拠か? この点に最も早く気づいたのはホンダの伊東社長だ。

伊東社長はインドで2輪の工場を見て、価格を聞いて、ライバルとなっているバイクに片っ端から試乗して「これは凄い!」と驚いたそうな。数字にも出ている。タイで生産している『CBR150R』という150ccのスポーツバイクは、タイで約21万3千円。110cc
の実用車なら7万3千円だ。

この2車種、決して安かろう悪かろうじゃない。どちらも電子燃料噴射。品質だって決して悪くない。それぞれ日本で同等のモノを作って売ろうとすれば、ヘタすると倍といったイメージ。実際、カブ110で25万円します。CBR150Rだって日本製なら間違いなく
40万円近い価格になるかと。

このイキオイで4輪を作ったら凄いことになる。多少乱暴な作りになることを容認するだけで、現在の半額も視野に入ってくるということ。しかし格安車は日本で売らない。いや、売れない。2012年から横滑り防止装置の装着を義務付けることを決めるなど、ガラパゴス化するからだ。

携帯電話やPC、家電業界と違い、日本は日本。海外は海外、と最初からキッチリ割り切ってます。自動車ギョウカイの最先端では今までの常識を覆すような流れが次々と生まれている。面白いです! しかも黒船まで近づいてきている感じ。ヒョウロンカも乗り遅れちゃならんです。

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5 Responses to “海外生産の真価”

  1. イニシャル より:

    本題とずれてしまいますが、文中の横滑り防止装置の12年から義務付けというのは正式決定なのですか?
    まあ継続生産車は新型に切替時まで猶予されるとかはあるのでしょうが…。
    全席3点式ベルト&ヘッドレストすら標準設定できずにいるメーカーが多いという現状ですが_
    残念ですが何でも法制化されなきゃダメなクニ?

  2. F-5 より:

    おまけに軽自動車税アップで金持ちしか車に乗れない時代が来るかも、です。
    「貧乏人は歩け」
    と言うことでしょうかね。

  3. ぱんだねこ より:

    日本メーカーの家電も海外生産とともにガコーンと値段が下がったように、日本でもやってくれないものですかね。
    いまでも軽ライトバン5MTがエアコン付で55.5万円があるので、十分がんばっておりますが。
    それはそうと、新型マーチの各ECU、日本メーカーか日本製のものが多く、何で円高なのに日本のサプライヤーに輸出させて、タイで作っているんだろうと思いました。

  4. 阪神ファン より:

    国内生産では人件費の影響も大きいでしょうから、日本国民全員が一律給料削減に応じるとか・・・。現実には難しいと思いますが、それくらいの覚悟がないとダメかもしれないと思います。市場が国内だけでなく世界になってる以上、ある程度は仕方がないかもしれません。
    そもそも、日本の発展とともに様々なところで自動化が進み、人が不要になってきていると思います。身近なところでは電車の改札にしても、人が切符切っていたのが自動改札になっていますし・・・。
    結果的に日本人の働き場所がなくならないようにしてほしいところです。国民が不安になって貯金ばかりすると経済が回らないですから・・・。日本の底力を発揮してほしいですね。

  5. さね より:

    こんばんは。日本はもう物造りの国ではないんですね。時代が曲がり角に来たのに、曲がれなかったらどうなるんでしょう?車は電化製品になり、安さを追及するのも、高速料金、自動車税制を変えようとするのも、政治の混沌も、技術立国が終わりを突き進むのも、匠の技が失われるのも、地球温暖化も、尖閣諸島問題、中国の大国主義も、みんなひっくるめて変革がおきてるんですね。日本が衰退するならば受けいれてどう生き残っていくか?または、どう逆らい突き進むか?すべては繋がってる気がします。改めて考えさせられますホントに。それとも日本国や民族主義的なもの自体が古いのかな? 日本車が!て言ってること自体が遅れてるのかも。 リーフの成功も失敗も人類レベルで考えるべきなのかもしれませんね。たまたま日産が作ったとゆうだけで。未来はどう転ぶかわかりませんが、電気自動車が100年後は問題なってるかもしれませんし良くなってるのかもしれません、とにかく未来だと思わせる車を身銭を削って買う先生は偉いです 無責任に評論して金稼ぐなら、それぐらいしてほしいです他の自動車評論家の方々も。できれば新興国の海外で暮らして激安車を勉強して教えてほしいですワールドワイドで。安全性は要らないのか?車の事故で人は死ぬのは仕方ないのか?安全装備標準はガラパゴス化の始まりで、日本製品は終わりの始まりなのか? 僕には解らないことだらけです。

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