ホンダF1と昨今の日本の地位低下がダブります

中国ブネ修行中、我が国についてじっくり考えた。凝縮されているのがホンダF1かもしれません。ホンダは5年前からホンキでF1技術を開発している。なんせTOPチームのマクラーレンと組み、世界チャンピオンも2人揃え、勝つ気満々だったことだろう。実際、第3期はエンジンでなく車体がダメだと言われていた。その時点でもはや負けていた、とも言えますが。

さらに2年前に体制を変え、技術を根底から見直した。パワーも信頼性も若干良くなったものの、悔しいかな上位陣との差は縮まらず。そもそもメルセデスやフェラーリのパワーユニットは壊れない。そして昨年から組むチームも変え、出来ることは全てやっている。見ていると「総力戦していますね!」。おそらく予算だって限度という概念はないように思う。

言うまでも無くホンダの技術陣は日本の理系の中で選りすぐりの人材を揃えている。トヨタと比べたって勝るとも劣らず、というより同等だと思う。そんなホンダがお金と人材を惜しみもなく投入し、5年間も結果を出せない。F1をやってない部門も、黙ってはいるが大きな「心の重荷」になっているようだ。ホンダの課題というより、日本の課題なんだと思う。

「なぜ上手くいかないのか?」。そんなこと外部から解らない。今のホンダF1の開発チームは素直。という意味じゃ3年間ムダに過ごした、と言えるかもしれませんせんが。そして現在進行形の技術開発といえば、もしかしたらTOP争いに加われるような内容なのかもしれない。そのあたり、ホンダから情報出てこないため不明です。少なくとも開幕戦はダメだった。

というか、2018年用に開発してきた最初のパワーユニットにつちゃ速さがなく、甘い希望を持たず厳しいと考えるべきかもしれない。今シーズンは文字通り背水の陣だと思う。もし結果を残せなければ、ホンダというより日本という国やシステムに何か大きな問題を抱えているということになる。思い起こしてみたら、私の中で日本のイメーを変えてくれたのはホンダだった。

F1というスポーツ、自動車技術と言うより、素材から工作精度、設計、独創性、ケミカルを含む総合的な技術力が要求される。第2期のホンダは、全ての面でライバルを凌いだ。プライド掛けて「遊んでいた」西洋の皆さんが、レギュレーションを変えてまで優位に立とうとしたのだから、徹底的に強かった。この流れを見て「我が国は凄いんだな!」と心底思いました。

1980年代後半の日本は文字通り「日の出づる国」だったろう。されどTVに代表される白物家電の衰退に始まり、得意分野だった造船で大型客船作りを失敗。MRJも開発に大幅な遅滞を生じ、事業存続が危うくなってしまっている。全て同じ根っこのような気がします。ホンダF1の復活は、ホンダにとって明るいニュースなだけでなく日本も元気になる。頑張って欲しい!

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