日産のDNA

いち早くタイ製マーチの出来の悪さに気づいて「メディアの連中に絶対乗せるな!」と事象をキッチリ見抜いたり、広告宣伝費を極端に減らしながら販売台数を伸ばしたりするなど、慧眼かつ敏腕だと思う日産の国内販売担当トップの片桐さんだけれど、なぜか日産社内の評判が猛烈に悪かったりする。

日産の人は伝統的にとてもスマートかつ文化的なこともあり(本社の立地が要因だと思う)、プライベートでも親しく付き合わさせていただいている方が多い。先日来、片桐さんのことを何度か書いたら、多くの方からいろんな話を聞きました。おしなべて「ゴーンさんが居なくなったら大丈夫?」。

伝統的な日産のDNAからすると「少しばかりソフィスティケートされていませんね」ということらしい。私は強引ながら結果をキチンと出す手腕に感心している。しかも勝股兄と鈴木兄、城市兄をあそこまで怒らせるられるのだからタイしたもん。もちろんポストゴーン体勢になった時の覚悟あってやっているのだろう。エラいと思う。

なぜかマーチの初期受注台数が発表されない。先代マーチは発表一週間で2万5千台を受注している。新型マーチはどうなのか、先週のこと。片桐さんの懐刀と言われるマーチの担当の方に聞いてみたら「新型は月販目標4千台です。好調ですよ」(先代は8千台)。と台数を教えてくれなかった。

月曜日の26日は2回の週末を経ているし、エコカー補助金も強い追い風になっているハズ(今なら間に合う)。2万台くらい受注受けていると思うけれど公表されるか? ジュークもプレスリリース出したんだから。売れ筋グレードも気になるところ。前出の懐刀は「廉価グレードはフリートユーザー向きです」と言ってました。

一方、作りの良し悪しより燃費の良さを評価する若い年代層が多い。クルマに興味のないひとは、コイン4枚重ねの隙間あったり、高速走行時の風きり音のようなタイヤノイズ出ても気にならないようだ。だとしたら案外イケると思う。私と同世代のクルマ好きは、皆さん「内容を考えると高いよね!」でバッサリ。

本日は昼から中野。有能なバイト2人体勢なので、2階でキッチリ原稿書きが出来ました。ちなみに今日も作れば飛ぶように売れる状態。営業時間の4分の3は「申し訳ありません売り切れです」。普段は売るほど美味しいうなぎがあるのになぁ。明日は土用丑の日。13時くらいに売り切れます。

追加 マーチの受注台数、25日の日経ネットに出てました。1万台とのこと。月販目標が先代の半分だと言うことを考えれば上々でしょう。片桐さんにはこの調子でブッチ切って頂きたく。

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2 Responses to “日産のDNA”

  1. 真鍋清 より:

    小生に言わせれば日産のDNAとは、洗練されないガサツなエンジンフィール/頭の悪いAT/売れなくて値引きの嵐/たまに傑作デザインを出してもすぐに改悪し、後が続かない/ハンドリング・乗り心地でトップグレードと廉価版の落差が大きい/回せば豪快だがどこか鈍器の感触のエンジン/条件ごとに差が大きい燃費/買い手は芙蓉グループ関係者が主で(※三菱車を買うのは主に三菱グループ関係者、と同じ要領)まあ惰性で選ばれている…..と必ずしもプラスイメージと言えず、そこにはかつて1980年代以来のトラウマも作用しているに違いないと思う。
    何より1980年代半ば辺りに、V6が完成しつつも「旧世代の恐竜」L20系直列6気筒エンジンを「新エンジン面して」併売したり、中途半端で理解不能なY30系セドリックのパッケージング、そして挙句に7thスカイライン(R31)なんて言う突然変異種を出す…..などの失策を繰り返し、日本車の健全な発展を願うモーターファンの気持ちを絶望のどん底に落としたことは今も昨日のことのように覚えている。
    あれから波乱万丈、幾年月経ったろうか。1980年代末の901作戦も整合性を持って生かされず、R32スカイラインやプリメーラ等の傑作車と無気力そのもののB13サニーが共存し、日産自身「いったい何をやりたいのか」見えてこない時期があった、そうした支離滅裂さが続いたお陰で倒産寸前まで行き、ゴーン体制になった、そんなプロセスを見るに、一貫して言えるのは「技術開発の成果を製品化するノウハウの欠如」ではなかろうか。ぶっちゃけた話、技術部門とマーケティング部門がそれぞれバラバラに動いており、整合性ある横のつながりを欠いている官僚的体質が響いているのだろう。
    新型マーチを見ても「意あって力足りず」の感は否めず、日産の負の遺伝子が出ていると思えてならない。VSCをオプションでさえ設定しないジュークもまた然りだろう。
    日産もゴーン体制になって官僚的体質が改善されだいぶ風通しが良くなったと言われ、事実個人投資家には人気が高い、ところがその実態はマーケティングをコストダウンと勘違いした体質の元、十八番だった技術開発費が削減されたことではなかろうか。これでは融通が効いた企業システムとは思えず、ボタンの掛け違いは依然続いているといえよう。
    今後電気自動車や次期ティーダ、さらにそこから派生するノート後継車を切り札に攻めの姿勢に出る同社、広く業界全般を見渡して自社の立脚点を見据えて製品のコンセプトを練らないと何時まで経ってもトヨタと対峙できず、浮上するチャンスに出会えないだろう。その辺りを肝に銘じてやってもらいたい。

  2. アミーゴ5号 より:

    20年来の日産車オーナーなので、内心穏やかではありません。
    でも確かにそうなんですよね。
    加えて最近は、トップの専制ぶりが気になりますし。スバルのバッテリーが手に入っていなかったら、今頃どうなっていたのでしょう・・

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